Marketplace が Windows Mobile アプリケーションの市場を活性化
Windows Marketplace for Mobile の発表以来、Windows Mobile アプリケーションの市場がざわざわと騒がしくなってきているような気がします。
今年の 4 月あたりから、国内外を問わず、「うちのサイトでソフトを販売しませんか?」というオファーが結構舞い込んで来ています。^^)
今までこんなことはなかったので(^^;)、明らかに Marketplace に刺激されてのことではないかと思っています。
Handango や PocketGear といった既にシェアを持つ大物サイトは、作者への分け前を年々目減りさせてきて現在 50% 前後というところに、Marketplace が 70% という数字 (MS としては、iPhone の AppStore にそろえただけでしょうが。) を出してきていますので、デベロッパーを取られやしないかと戦々恐々というところでしょう。
反面、中小規模の販売サイトは、デベロッパーへのより高い料率やよりきめ細かいサポートと、それぞれの特徴をより鮮明に打ち出してきているように感じます。
デベロッパー取り分 80% とか、説明文を自国語へ無料で翻訳とか、単なるカタログ掲載でなくレビュー記事も掲載、などなど。
本家マイクロソフトの Marketplace は、それ以外のソフト販売サイトにとって大きな脅威であることは間違いありません。
しかし逆に、Marketplace に足りないところを埋めることで、新たなチャンスととらえているようです。
年間登録料や審査の厳しさ(通常の Designed for Windows Mobile 認証+αの審査項目)は、電子証明書とのトレードオフなので仕方ないとして・・・
- フリーソフトの審査にも 1 件 $99 かかる
- Marketplace が販売対象としていない国も多い。
- 販売 locale, language 追加毎にさらに料金がかかる。
- アプリが認証された language の locale のカタログにしか掲載できない。(英語アプリをフランスのカタログには掲載できない。)
- 運営もシステムもこなれていない。(っていうか問題アリアリ^^;)
などなど。Marketplace への理解が深まるにつれ、気力が萎えていきそうですが。^^;
「Marketplace への不満を埋めてくれるサービスを他のサイトが提供しようと頑張ってくれることで、市場全体が活性化されている。」
いまのところ、これが Marketplace の一番の存在意義かも!^^)